コラム

坐禅・法話とイタリアンで稲城を満喫「稲城市 マッチングプロジェクト」

2024.02.08
稲城市

2023年度初となる、府中市・国立市・稲城市・狛江市4市合同の「多摩マッチングプロジェクト」を、11月11日(土)に稲城で開催しました。

各市の資源や人の魅力に触れながら、これから先の自分の人生に一緒に寄り添い、共に歩めるようなパートナーとの出会いを見つけるイベントです。

第1弾となる稲城市での体験は、JR南武線南多摩駅すぐ近くに佇む臨済宗大徳寺派 普門庵にて行われました。

高台の見晴らしが良い場所に位置するこのお寺からは、稲城の自然豊かな景色を眺めることができます。

まずはイベントスタートと共に、稲城市観光課の藤田課長から稲城市の魅力について語られます。

程良い自然が多く残っている稲城市では、春は三沢川の近くで満開の桜を楽しむこともでき、名産品のブランド梨である「稲城梨」は大きく甘く、蜜がたっぷりと詰まった逸品です。

そしていよいよ住職のお話が始まります。

今年度の多摩マッチングプロジェクトのテーマは、「体験共有型マッチングイベント」。

ただ交流するだけではなく、地域の魅力ある場所や人と触れ合いながら、参加者同士が共に体験を共有することで共感を生み、自分に合ったパートナーと出会えることを目指します。

住職である見城さんの法話は、まさに人との出会いや運命について。

「因果応報」の本来の意味や、自分とは性格も環境も異なる相手とどう理解を深めていくのかなど、今までの価値観が変わるような目から鱗のお話ばかりが続きます。

そして奥様である裕子さんとの馴れ初めなど、人生の先輩として学ぶことが多くありました。

住職の法話の後は、参加者同士で順に話をする時間に。

「対話」を意識しながら“自己開示”した会話を進めるため、相手に自分の過去についてなどを伝えていきます。

自分が話し終わった後は相手の話を聞くという流れで、全員と会話を交わしていきました。

自分の頭を整理しながらたくさんの人と話をした後は、クールダウンさせながら自分と向き合う椅子を使った坐禅が始まります。

照明を落とし、暗い静寂の中住職の落ち着いた声だけが優しく空間を包み込みます。

法話と坐禅が終了した後は、全員で敷地内にあるお寺を参拝。

今日の出会いとこれからの自分に想いを馳せる参加者の方々も多かったはず。

体験の後は、全員で楽しく会話しながら交流会の会場であるイタリアン「オルトラーナ」へ。

南多摩駅すぐ近くにあるこのお店は、地元稲城の野菜をふんだんに使ったオリジナルの料理が美味しい地元の人気店です。

無農薬・減農薬の地元野菜を使った地産地消にこだわったこのお店を営むのは、上野さんご夫婦。

夫の聖さんがシェフ、妻のはるなさんがお店を切り盛りしています。

まずは今日のお料理について、はるなさんからどんな食材を使っているかなどが丁寧に語られます。

看板娘のそらちゃんも、バーテンダーとして大活躍!

それぞれのテーブルにグループで座りながら、お酒を片手に会話が弾みます。

積極的にサーブをする人、テーブルの中で会話をリードする人など、さまざまな個性の方々が楽しく交流する時間となりました。

終盤はそれぞれ気になった人たちと積極的に連絡先交換を行い、同性同士も「今度飲みに行こう!」など次の機会につながった様子でした。

ご参加くださった皆さまの、新しい出会いとなる機会となりました。