コラム

多摩の魅力と出会う 稲城・府中編

2024.02.19
まちの魅力

歩いてみると気づく、四季折々のまちの風景。

住んでみると分かる、それぞれの地域の魅力。

さまざまな表情を見せてくれるそれぞれの市に、ぜひ足を運んでみてください。

ノスタルジックな懐かしさを感じる街並み

稲城市:ペアリーロード稲城商店街

JR南武線の稲城長沼駅近くに点在する、ペアリーロード稲城商店街。

1991年にこの名前となった由来は、稲城市の特産品である梨の「Pear」と仲良く買い物をしてほしいという思いから「Lovely」を掛け合わせた造語から。

現在も40店舗ほどが加盟している、まちに必要不可欠な存在です。

常連さんと店主の会話が弾む青果店や、ご夫婦と営む野菜がたっぷりの優しい味わいのラーメン店、稲城市で採れる幻の梨「稲城」を使ってつくられた稲城の梨ワインを扱う酒屋さんなど温かい空気が流れる居心地の良いお店ばかりのまちに愛される商店街です。

時代の変化や稲城の発展とともに、移り変わってきたペアリーロード商店街。

レトロさを残した店先の様子から、JR稲城長沼駅へ向かう風景。

まちがさらに発展していったとしても、これからも変わらないお店と人の温かさは住んでみるとさらに感じるはずです。

ペアリーロード稲城商店街

出会いと交流が生まれる地域の「ひろば」

府中市:府中市市民活動センタープラッツ

2017年にオープンした、府中駅直結の利便性抜群な施設が「プラッツ」。

市民、団体、学校、企業、行政など、さまざまな活動をしている人たちが集まり、拠点として活用できる“まちのひろば”。

ドイツ語で「広場」の意味を持つこの場所は、仕事や勉強をするリモートとしても活用でき、団体活動のミーティングなどにも使用が可能です。

府中駅前に建設された複合施設「ル・シーニュ」の5階と6階にあるプラッツは、ミーティングや作業ができるフリースペースをはじめ、カフェや情報・雑誌コーナーなど誰でも気軽に利用できます。

一人で集中して作業ができるコワーキングスペース、府中市や姉妹都市・長野県佐久穂町産の野菜を使ったメニューが豊富な「カフェオレンジブーツ」、起業準備中の人や起業したばかりの人・法人などが利用できる起業支援コーナー「ソーシャルビジネスラボ」など、使い方は多種多様。

利用者同士が世代を超えて交流できるようなイベントも随時開催されているので、自然と会話が生まれ、仲間ができるまちの“広場”です。

府中市市民活動センタープラッツ

府中市宮町1-100 ル・シーニュ5・6F

京王線府中駅南口直結

8:30〜22:00